こんにちは、吉田孝之です。
私のクライアントである抹茶工務店(仮名)の山本ルミさん(仮名)。
1ヶ月後に迫った「住宅完成現場見学会のチラシ」づくりを担当するルミさんを、私は支援することになった。
ルミさんは、パソコンができるといっても、マーケティングの知識がどれだけあるのか?
私は、次の質問をした。
吉田
「ルミさん、AIDMA(アイドマ)の法則をご存知ですか?」
ルミさん
「AIDMA(アイドマ)の法則…ですか。いえ、知りません。どんな法則なんでしょうか?」
吉田
「では、質問を変えましょう。チラシをみたお客さんが、そのチラシを手にとって、中身を読んで、この見学会に行ってみようと決断するまでの心理って、どうなっていると思いますか?」
ルミさん
「決断するまでの心理…ですか。よくわかりませんけど、素敵な家と感じないと見学会に行こうと決断しないと思います」
吉田
「そうですよね。その決断するまでの心理プロセスを簡単に分解すると、次のようになるんです」
(1)「おや?」と、そのチラシに目が留まり、
(2)「へぇ~、こんな見学会があるんだ」と関心が高まって、
(3)チラシの中身をじっくり読み始め「行ってみたい」と強く感じ、
(4)日時や場所を見て「よし!行ってみよう!」と決断する。
ルミさん
「この流れが、AIDMA(アイドマ)の法則なんですか?」
吉田
「簡単にいえば、そういうことです。図にすると次の流れです」
ルミさん
「なるほど、そう言われてみれば、そうですよね」
吉田
「それで、チラシをつくるときに、チラシのタイトルとか見学会の見どころなどを入れていくわけですが、それぞれのプロセスに次の項目が対応しているわけです」
ルミさん
「最初の『目に留まる』には、タイトルをどうしたらよいのですか?」
吉田
「どうすればよいと思いますか?」
ルミさん
「できるだけ、大きな文字で見やすく書く、でしょうか」
吉田
「そう!それでいいんです。まずは、できるだけ大きく書くことです。チラシの中で一番大きな文字で書くくらいの勢いでOKです!では、次の『へぇ~と関心が高まる』には、どうすればよいですか?」
ルミさん
「タイトルを『住宅完成見学会』としては、へぇ~と感じてもらないでしょうか…」
吉田
「世の中で、住宅完成見学会なるものが、ほとんど開催されていなかった時代なら、へぇ~と感じてもらえたかもしれませんが、今の時代ではちょっと難しいでしょう」
ルミさん
「では、いったい、どんなタイトルにすればよいのでしょうか?」
吉田
「そのノウハウを身に付けたいですか?身に付けたいですよね。では、これから、私がお話することをよく聞いてくださいね」
(続く)