こんにちは、吉田孝之です。

私のクライアントである抹茶工務店(仮名)の山本ルミさん(仮名)。
「パソコンが使えるなら、じゃんじゃん集客できるチラシが作れるだろ」と上司に勝手に思われ、入社当時は大変苦労した。

上司から「今月末に、住宅の構造見学会をやるので、チラシを作ってほしい」と指示された。
ルミさんは、パソコンは使えるが、見学会の集客チラシなんて作ったことがない。どう作ればよいかわからなかった。

そこで、ネットで「他社のチラシ」を検索して、見よう見まねで作ろうとした。

さて、こうした見学会のチラシで大事なポイントとは何だろうか。
それは、見学会のタイトルと見どころなのである。

こういうと、「チラシにタイトルなんて当然入れてるだろう。見どころだってきっと書いてあるさ」と皆さんは思うだろう。

ところが、である。
往々にして、このあたりに工夫がなされていないチラシが多いのである。
ルミさんが参考にした他社のチラシも、ご多分に漏れず、工夫がなされていなかった。

なにせ、見学会のタイトルが「家の構造見学会やります!」となっていたのである。
ルミさんは、これをそのまま真似してしまったのである。

おまけに、参考にした他社のチラシには見学会の見どころが1つも掲載されておらず、タイトルと開催日時・場所のみが掲載されているオソマツなものであった。

ただし、使っている写真や文字のフォントなどには工夫がされていた。
ルミさんは、そちらに目がいってしまい、「文字のフォントと写真」ばかりにパソコンのテクニックを駆使してしまったのである。

こうして、ルミさんの最初の仕事となった見学会チラシはできあがった。
そして、見学会前日と当日、あわせて10,000部ほど新聞折り込みで周辺にばらまかれた。

結果はどうだったか。
来場したお客さんは、ゼロだった。

ルミさんは、営業担当から「パソコンができるからって雇ったのに、これじゃ使い物にならんな」と思われてしまったようなのである(かわいそうに)。
直接、イヤミを言われたわけではなかったようだが、彼女を見る周囲の目が明らかにそれを物語っていた。

しかしながら、ルミさんはくじけなかった。
翌月の見学会のチラシづくりの仕事がすぐさま舞い込んできた。

彼女から私にはじめて電話がかかってきた。

ルミさん
「集客できるチラシが作りたいんです。どう作ればよいのか、直接ご指導ください、お願いします!こんど失敗したら、クビになるかもしれないんです」

一度失敗すると、自分が勝手に思い込んでいたやり方を何とか修正しようと考える。
私は、とてもいい機会と思って、マンツーマンで指導することにした。

次回見学会の開催は、1ヶ月先に迫っていた。

(続く)